自我・自尊心について

自我のことを私は「記憶でできたこころ」と呼んでいます。

皆さんは目の前の事象を判断するとき、自分にある記憶を使います。

 

同じものを見ても人によって価値判断が違うのは、記憶により自我が評価しているからです。

 

80点とっても駄目だしする人いれば、絶賛する人いるでしょう。

 

人は育った環境や境遇、また遺伝的な記憶により、ものの見方がそれぞれ違います。

この価値判断があなたの苦しみを生み出します。

価値判断のもとは記憶です。

 

また記憶は意識そのものです。

 

意識は顕在意識(認識できる範囲)と潜在意識【普段認識していない部分)からなります。

その比率は数%の顕在意識に対して、95%以上の潜在意識が占めているといわれています。

 

言い換えれば潜在意識は記憶の貯蔵庫です。

そんな記憶の貯蔵庫により,あなたは日々左右されています。

 

例えばあなたが今までA案を信じていたとしましょう。

ところがB案もいいことに気づかされ、顕在意識がB案を実行しようとしても、95%以上の潜在意識がA案を推し進めてきます。

 

ダイエットのリバウンドで言えば、痩せているほうが素敵だと思い痩せようとしてダイエットしても、生活習慣のほうが勝って元に戻ってしまう。

この95%以上に力で打ち勝つには、ただならぬ努力が必要になります。

 

記憶をクリアにすれば、自我は価値判断することなく、目の前の事象に拒否反応することなく、素直に受け入れることができます。

 

また自我は記憶でできているために、自己の記憶にないものに対して否定的です。

また自己の記憶にない環境におかれると不安でたまらなくなります。

セッションはこんな自我を解体する作業です。

進めていくうちに強烈な不安に襲われたり、周りを敵と看做したり、否定的になり逃げ出したくなることも稀にあります。

 

ここが正念場なんですが、いつもの私に引き戻される人が多いのは確かです。

それだけあなたは自分の記憶にがんじがらめになっており、今の環境から脱出できにくくなっています。

簡単な状態の変化を望んでいるなら、差ほど大した反動はありません。

 

何が何でも今の環境から脱して思い通りの人生を歩みたい方は、私が最後までサポートします。